本計算ツールは分数の通分の結果を出力します。
分数の分母と分子の値を半角数字で入力し、『計算実行』を押してください。
2個から5個までの分数の通分が計算できます。
【分数の設定】
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通分の計算結果 |
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・使用しない欄は空欄のままにしてください。
・入力した値に小数が含まれる場合は、分子と分母を整数に変換した後に約分し、他の分数と通分します。
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通分の計算について説明します。
通分とは『分数の大きさを変化させずに、分母の大きさをそろえる計算』のことをいいます。
分数には、分子と分母に同じ数をかければ大きさが変化しないという性質があるため、分母の値がそろうように数字をかけることで通分できます。
例えば\(\displaystyle\large{\hspace{2pt}\frac{1}{2}\hspace{2pt}}\)と\(\displaystyle\large{\hspace{2pt}\frac{1}{3}\hspace{2pt}}\)を通分する場合は分母が\(\large{\hspace{1pt}6\hspace{2pt}}\)になるようにかけ算して $$\large{\frac{1}{2} = \frac{1 \times 3}{2 \times 3}=\frac{ 3}{6}}$$ $$\large{\frac{1}{3} = \frac{1 \times 2}{3 \times 2}=\frac{ 2}{6}}$$ とすることで分母を\(\large{\hspace{1pt}6\hspace{2pt}}\)にそろえることができます。
通分するときの分母の大きさは、各分数の分母の最小公倍数を求めることで決定することができます。
例えば\(\displaystyle\large{\hspace{2pt}\frac{1}{2}\hspace{2pt}}\)と\(\displaystyle\large{\hspace{2pt}\frac{1}{3}\hspace{2pt}}\)を通分する場合は、\(\large{\hspace{1pt}2\hspace{2pt}}\)と\(\large{\hspace{1pt}3\hspace{2pt}}\)の最小公倍数である\(\large{\hspace{1pt}6\hspace{2pt}}\)を分母にすればよいことが分かります。
分子や分母に小数が含まれる場合は、小数がなくなるように分子と分母に10の累乗をかけて整数にしたあとに約分します。
例えば\(\displaystyle\large{\hspace{2pt}\frac{0.2}{3}\hspace{2pt}}\)と\(\displaystyle\large{\hspace{2pt}\frac{1}{5}\hspace{2pt}}\)を通分する場合は、まず\(\displaystyle\large{\hspace{2pt}\frac{0.2}{3}\hspace{3pt}}\)の分子と分母に10をかけて整数になるようにします。 $$\large{\frac{0.2}{3} = \frac{0.2 \times 10}{3 \times 10} = \frac{2}{30}}$$ とします。\(\displaystyle\large{\hspace{1pt}\frac{2}{30}\hspace{2pt}}\)を約分すると $$\large{\frac{2}{30} = \frac{1}{15}}$$ となります。\(\displaystyle\large{\hspace{2pt}\frac{1}{15}\hspace{2pt}}\)と\(\displaystyle\large{\hspace{2pt}\frac{1}{5}\hspace{2pt}}\)を通分すると $$\large{\frac{1}{15}\hspace{2pt},\hspace{3pt}\frac{3}{15}}$$ と求められます。
【更新履歴】
・計算ツール公開 (2024/11/8)