【解答のポイント】
被積分関数が f(x)f′(x) の形式であれば、
∫f(x)f′(x)dx=log∣f(x)∣+C
と計算することができます。
本問は、f(x)=ex+e−xとすると、f′(x)=ex−e−xであるため、上記の公式を使用できます。
【解答】
被積分関数が f(x)f′(x) の形式であるとき
∫f(x)f′(x)dx=log∣f(x)∣+C
が成り立つことから
∫ex+e−xex−e−xdx=∫ex+e−x(ex+e−x)′dx=log∣ex+e−x∣+C
となります。
【別解】
上記の公式を使わずに解く場合、置換積分法から変数を置き換えて積分します。
t=ex+e−x とおき、両辺を x で微分すると
dxdt=ex−e−x
となります。すなわち、dt=(ex−e−x)dx と表せます。
変数を置き換えて積分すると、以下のようになります。
【関連するページ】
・置換積分法